これまでの記事では、
- 補助金とは何か
- 補助金の種類
- 事業計画書の書き方
についてお伝えしてきました。
第4回目は、あえて少し現実的なお話です。
「補助金って、申請すればもらえるの?」
「落ちることもあるって聞くけど、何がダメなの?」
実はここをきちんと知っておくことが、
ムダな時間や労力を減らす一番の近道になります。
補助金は「必ずもらえる」ものではありません
まず大切なことから。
補助金は、申請すれば必ずもらえる制度ではありません。
多くの補助金は、
- 予算の上限が決まっている
- 採択件数が限られている
ため、
内容を審査され、選ばれた事業だけが採択されます。
特に人気の補助金は、
採択率が30〜50%程度のことも珍しくありません。
よくある「不採択」の理由
ここでは、実際によくある理由を、女性起業家さん向けに整理します。
① 事業内容がぼんやりしている
- 何をやる事業なのか分かりにくい
- 誰のための事業かが曖昧
というケースです。
「やりたい気持ち」は伝わっても、
具体的なイメージができない計画は評価されにくくなります。
② 課題と解決策がつながっていない
補助金では、
- どんな課題があるのか
- その課題を、この事業でどう解決するのか
がとても重視されます。
「それ、本当にその方法で解決できる?」
と疑問を持たれると、評価は下がってしまいます。
③ お金の使い道が合っていない
意外と多いのが、
- 補助対象外の経費を書いている
- 事業内容と関係の薄い支出が多い
というケースです。
「なぜこの支出が必要なのか」
が説明できないと、マイナス評価になります。
④ スケジュールや数字が現実的でない
- 開始時期があいまい
- 短期間で売上が急に伸びる計画
など、
無理のある計画も不採択の原因になります。
大きな夢より、
「ちゃんと続けられそうか」が見られています。
⑤ 書類の不備・ルール違反
内容以前に、
- 記入漏れ
- 添付書類の不足
- 指定様式を守っていない
といった理由で、
審査対象外になることもあります。
申請前に必ずチェックしたいポイント
不採択を避けるために、
申請前に次の点を確認しましょう。
- 公募要領を最後まで読んでいるか
- 自分の事業が対象になっているか
- 経費は補助対象か
- 事業計画書に一貫性があるか
💡「これ、第三者が読んで理解できる?」
と自分に問いかけるのがおすすめです。
「落ちた=ダメ」ではありません
補助金に落ちたからといって、
- 事業が悪い
- あなたに向いていない
というわけではありません。
実際には、
- タイミングが合わなかった
- 予算の関係で今回は見送られた
ということも多くあります。
一度の不採択を、
次の申請に活かすことが大切です。
専門家に相談するという選択
「これで合っているのか不安」
「一人で考えるのがしんどい」
そんなときは、
早めに専門家に相談するのも一つの方法です。
内容を整理するだけでも、
計画書はぐっと分かりやすくなります。
次回予告
次回は、
「補助金を使う前に知っておきたい注意点(後払い・報告義務など)」
について解説します。
「もらったあとに困らない」ための大切なお話です。

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