成年後見のご相談に来られる方の多くは、
「制度」そのものよりも、気持ちの部分で悩んでいます。
実際に、よく聞く不安は次のようなものです。
「親のお金を触るのが怖い」
- 勝手に使っていると思われないか
- 将来、親族から責められないか
- 自分の判断が正しいのかわからない
たとえ親のために使っていても、
「お金」に関わることは強い不安を伴います。
この不安があるからこそ、
後見を検討される方は少なくありません。
「兄弟姉妹と揉めたくない」
- 自分だけが管理していいのか
- 後から不満を言われないか
- 今は大丈夫でも、将来どうなるかわからない
後見の相談の背景には、
家族関係への配慮があるケースも多くあります。
制度を使うかどうかは、
家族関係に与える影響も含めて考える必要があります。
「何が正解かわからない」
- 後見をするべきなのか
- まだ様子見でいいのか
- 今動かないと手遅れになるのか
多くの方が、
「正解が一つある」と思って悩まれます。
しかし、成年後見には
**そのご家庭ごとの“適切なタイミング”**があります。
「相談したら、後見を勧められそうで怖い」
これは、とても正直で大切な不安だと思います。
- 話を聞くだけのつもり
- まだ決めていない
- 選択肢を整理したいだけ
その段階で
「すぐ申立てを勧められるのでは」と感じ、
相談をためらっている方も少なくありません。
成年後見は、
「決断してから相談する制度」ではありません。
- まだ迷っている
- 何が不安なのかわからない
- 誰にも相談できずにいる
その状態こそ、
専門家と一緒に整理する意味があります。
制度を使うかどうかは、
話をしてから決めても遅くありません。
焦らず、
ご本人とご家族にとって一番よい形を
一緒に考えていきましょう。

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